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リハビリの世界の話を患者さんやそのご家族、またこれからリハビリに興味を持ちたいかたなど、リハビリの専門家ではないかたにも読んでいただけるようわかりやすいことばでブログにしてみました。趣味の話も少々。                    (旧タイトル・理学療法士板東蓮三郎の視点論点)

異変に気づくとき

 腰痛体操の中で「マッケンジー体操」は腰を後ろに反らすことに最大の特徴があります。
 マッケンジー体操より以前からあった腰痛治療では、腰を後ろに反らさないことが常識でした。私が読んだ本によると、ニュージーランドの理学療法士マッケンジー先生が、この常識をくつがえす腰を反らす体操が腰痛治療に有効だと気づいたきっかけは、偶然の出来事からだったそうです。
 彼の治療している病院に腰痛を訴えて来院した患者さんに、混んでいるためにすぐに治療に取りかかれなかったので治療台の上に乗って待っているように伝えたところ、患者さんは平らではなく途中で曲がって片側が上に上がってくの字になっている治療台の上に数分間うつ伏せで待っていたのだそうです。
 先生はまさかそのようなことになっているとは思わず、気がついたときに驚いて「何でそのような姿勢をしているのですか?」と言ったところ、患者さんは「とても調子がいい。ここしばらくの間で一番いい。」と言ったので「そんなことないでしょう。」と言ったものの、実際に調子が良くなった患者さんを見て、これが有効な治療になるかもしれないと考え始めたのだそうです。

 私の知人の初老の女性は、やはり受診しに行った歯科で治療台の上で治療の順番を待つことになったのですが、その間に眠ってしまったことがきっかけで歯科医から「睡眠時無呼吸症候群」の症状があると指摘してもらい、睡眠時無呼吸症候群の専門の医療機関を紹介され受診したために、「初期の甲状腺がん」まで見つけてもらうことができたそうです。

 何も知らないで反った治療台にうつ伏せで寝たとか、待たされて治療台の上で寝てしまったとか、それを専門家である医師が気づいてくれた、等々、いろいろな偶然が重なって初めて何かがわかる場合があります
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