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リハビリの世界の話を患者さんやそのご家族、またこれからリハビリに興味を持ちたいかたなど、リハビリの専門家ではないかたにも読んでいただけるようわかりやすいことばでブログにしてみました。趣味の話も少々。                    (旧タイトル・理学療法士板東蓮三郎の視点論点)

クリスマスコンサートで

 私の勤める老人ホームには週に1回女性の音楽療法士の先生がやってきて、お年寄りを相手に音楽療法をやってくれます。
 大きな声でお年寄りたちを盛り上げて、一緒に歌ったり、音の出る小道具で合奏をしたり、新聞を丸めて作った棒を使って手足の体操をしたり、それはみごとなものです。

 私は年に2回くらい、この音楽療法士の先生が演奏するとフルートと私のクラリネットとで、老人ホームの中でミニコンサートをやっています。
 先日このミニコンサートをおこないました。
 クリスマスのこの時期にあわせて、クリスマス向けの讃美歌や、冬の寒さが歌われた歌謡曲などを各2曲ずつ2人の合奏で演奏しました。
 そのほかに音楽療法士の先生のソロと私のソロの時間があり、私は「南から南から」と「あの町この町」の2曲の童謡を演奏しました。
 20歳代の音楽療法士の先生はこの2曲を知らなかったそうなのですが、演奏しているときお年寄りたちの意外に多くのかたが一緒に歌ったり口ずさんだりしている様子を見て驚かれたそうで、「板東先生はジュークボックスなのでみなさんお好きな歌をリクエストしてください。」などと話しておられました。
 元々私にとってもこの2曲は知らない曲だったのですが、リハビリの世界に長く携わっているうちにお年寄りたちがかつて愛唱した曲として仕込んだものです。
 多くのお年寄りに一緒に口ずさんでいただけたことは私には「やったー」という気分で、音楽っていいなあと痛感させていただけるありがたい体験でもあります。
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