FC2ブログ

リハビリの世界の話を患者さんやそのご家族、またこれからリハビリに興味を持ちたいかたなど、リハビリの専門家ではないかたにも読んでいただけるようわかりやすいことばでブログにしてみました。趣味の話も少々。                    (旧タイトル・理学療法士板東蓮三郎の視点論点)

見かけで判断してしまった患者さん

 先述した私に理学療法士になるきっかけを作ってくれたM先生(8月2日付「コレラにならなかったPT」参照)は、大学で合唱団の指揮をしていたほどなので、クラシック音楽にもかなり精通しておられたようです。

 M先生の勤める病院のリハビリを見学させていただきにうかがったとき、M先生と中年の男性の患者さんが音楽の話しで盛り上がっていました。
 「先生、スメタナの『モルダウ』の最初のところはフルートとオーボエとクラリネットですかね。」ときいています。
 その患者さんは土木作業員かなにか、見るからにガテン系の仕事をしているような風体で、およそクラシック音楽を愛好しているようには見えない感じの患者さんなのに、こんなマニアックな音楽の聴きかたをしているんだ、と思ってしまいました。
 M先生は、「ああ、その3つだったかな。」と応じています。

 スメタナの「モルダウ」は、山からほとばしり出た清水が少しずつ集まって小川となり、さらにどんどん大きな大河になっていく様子を音楽で表した楽曲で、最初の清水の様子はフルート2本とクラリネット2本で表現されています。
 アマチュアクラリネット吹きの私はこの曲をスコア(オーケストラ全体の総譜)を見ながら練習をしたことがあるので、よく知っていました。

 そこで私が「いえ、あそこはフルートとクラリネットだけです。」と横から口をはさんでしまいました。
 M先生の顔がつぶれちゃったかな、とも思いましたが、そんな感じでもなく、この仕事はいろいろな趣味があると、あんな感じの患者さんともこんな会話もできて仲良くなれるんだ、と少し嬉しくなってしまいました。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

URL
コメント

パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL : http://to4580.blog11.fc2.com/tb.php/1088-75734da7
<< クラリネットのプラスチック製リード | TOP | PTがバイタルサイン測定 >>