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リハビリの世界の話を患者さんやそのご家族、またこれからリハビリに興味を持ちたいかたなど、リハビリの専門家ではないかたにも読んでいただけるようわかりやすいことばでブログにしてみました。趣味の話も少々。                    (旧タイトル・理学療法士板東蓮三郎の視点論点)

初めての葬儀

 先日私の父が亡くなったときの話を取り上げました。
 祖母が亡くなったときに準備をしていなかったために父とその兄弟がとても大変だったことから、私の負担を軽減しようと考えた父は、自分が亡くなるときに備えて冠婚葬祭の有名な葬儀屋の互助会組織に加入していました。
 そのため実際に父が亡くなったときその葬儀屋に仕切ってもらって葬儀を出したのですが、こちらが身内の葬式を出すのが初めてで慣れていないのをいいことに、その葬儀屋にいいようにやられてしまいました

 その葬儀屋がやったことの中で私がもっとも不信感を持ったのは、家に移動式の浴槽が来て死者に儀式めいたやりかたで入浴をおこなう「湯灌(ゆかん)」という儀式です。
 父は病院で亡くなった後、病理解剖を経てきちんと清拭を受けています。入浴をしてしまうと、病院でおこなった清拭が無駄になってしまうと感じ、改めて風呂桶を持ち込んで入浴をすることに私は違和感を持ってしまったのです。

 葬儀のあと葬儀屋に「まさか移動式の浴槽が来て入浴をするなんて考えもしなかった。何で高い料金を取ってあんな無駄なことをするのか」と抗議すると、「葬儀の前にきちんと説明した。」の一点張りです。
 その後このことを消費者センターの相談係に相談すると、「入浴をしてもらって喜ばれるご遺族もいらっしゃると思いますよ。」と言われてしまいました。
 私は当時病院に勤め、実際に多職種経験の実習のときに臨終の場面にも遭遇し、死後処置まで経験させてもらって、人の死に対する考え方が一般の方に比べてとてもドライになってしまったのかもしれません。

 このときの反省により、母が亡くなったときには、亡くなった施設から自宅を経由せずに直に火葬場に連れて行きました。
 このような考え方に「冷たすぎる」と批判的な人がいることも承知していますが、葬儀を華美にし、無駄に付加価値を付けることに違和感を感じ、簡素にする人が増えていることに私は同意できます
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