リハビリの世界の話を患者さんやそのご家族、またこれからリハビリに興味を持ちたいかたなど、リハビリの専門家ではないかたにも読んでいただけるようわかりやすいことばでブログにしてみました。趣味の話も少々。                    (旧タイトル・理学療法士板東蓮三郎の視点論点)

終末期の意向確認①

 私が勤める老人ホームでは、入居されているご利用者ごとに年に1~2回ご家族をお招きして「カンファレンス」という会議が持たれます。
 施設からは介護担当者やケアマネジャー、看護師、管理栄養士、リハビリ担当者が出席します。
 出席可能であればご利用者ご本人にも出席していただきます。

 その会議の最後にご家族に対し「終末期(ターミナル)の意向確認」という話し合いをおこないます。(この話をするときはご利用者ご本人にはお部屋に戻っていただき、その後ご家族とします。)
 入居されているご利用者の体調が変わり、終末期に向かっていくことがわかってきたときに、「(救急車を呼んで病院に搬送するなどの)延命処置をするか」それとも「(延命処置をおこなわず)そのまま施設で終末を迎えるか」などのご意向をご家族に確認するのです。
 ご利用者が施設に入所するときにも確認させていただいているのですが、カンファレンスのたびに改めてご意向を確認させていただいています。この意向が明確でないと、急変時に救急車を呼んでも救急隊員は病院への救急搬送をおこないません。

 会議の席でご家族にご意向をうかがうと、はっきり「延命処置はしなくていいです。」と話されるかたや、「通常の処置で回復が見込めるのであれば処置をお願いしたいが、特別な処置までは希望しません。」と話されるかたがいる一方で、「急に聞かれても何とお答えしていいかわかりません。」と動揺されるかたがおられます。
 いま施設で暮らしておられる高齢の親御さんがお元気なため、終末期はまだ先だろうと考えて具体的なイメージができないようです。

 終末期がある日突然やって来るのは高齢者に限ったことではありません。
 心の準備をしておいてくださいと言われてもイメージしにくい、あるいはイメージしたくないのはしかたがないことです。 続く
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