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リハビリの世界の話を患者さんやそのご家族、またこれからリハビリに興味を持ちたいかたなど、リハビリの専門家ではないかたにも読んでいただけるようわかりやすいことばでブログにしてみました。趣味の話も少々。                    (旧タイトル・理学療法士板東蓮三郎の視点論点)

おのぼりさん

 老人ホームで仕事をしていると、お年寄りたちが若い頃に流行った昔懐かしい音楽を流しているのをよく耳にします。
 先日、島倉千代子の「東京だよおっ母さん」が流れ田舎のお母さんを二重橋や浅草など東京の名所に案内する歌詞を聴いていて、父と私の場面を思い出しました。

 まだ我が家に自家用車がなかった私の大学生の頃、母は経営する美容院のお客さんなどに呼びかけて古着を集めて、それを施設に寄付していました。
 古着が集まると近くで工場をやっている知人からダットサンを借りて、東京の江東区にある厚生省の援護施設まで届けに行くのが私の役割でした。
 ある時私は助手席に父を乗せていくことにしました。たぶん父にとっては息子との初めてのドライブです。まっすぐ江東区に向かわずに東京都内巡りをしながら行くことにしました。
 夜でしたが国会議事堂の正門の前に停車し、車中から二人で議事堂を眺めました。私も父も国会議事堂が珍しいということはありませんがこれほど近くで見たことはありません。すると父が何を思ったのかドアを開けて車を降り、議事堂の正門につかまって眺め始めたので私も車を降り並んで眺めました。
国会議事堂

 本来車を停めてはいけない場所なはずでしたが、古いダットサンでやってきて、いかにも年老いた父親を孝行息子が都内巡りに連れてきた、の図だったようで、数人いた警備の警官は誰も「そこに車をとめてはいけない。」などとは言ってきません。

 島倉千代子の歌から、今は亡き父と演じたそんな親孝行場面が懐かしくよみがえってきました。
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