リハビリの世界の話を患者さんやそのご家族、またこれからリハビリに興味を持ちたいかたなど、リハビリの専門家ではないかたにも読んでいただけるようわかりやすいことばでブログにしてみました。趣味の話も少々。                    (旧タイトル・理学療法士板東蓮三郎の視点論点)

鍼治療③

 以前病院に勤めていたとき、なぜか背中が痛くなり、鍼灸師の資格も持っている職場の先輩が鍼を打ってくれることになりました。
 ちょうどその頃私たちの病院に、南米のある国から国費留学生として日本に来ていた20代の日系の女性が足の骨折で入院し、リハビリも受けていました。
 彼女は見た目は日本人でしたが日本語が少し怪しげで、行動や考え方は完全に南米の人のそれでした。
 私が先輩から受けている鍼治療を見て「初めて見た。」と言って喜んでいたものの、私の背中に刺さっている鍼を引き抜いて私の身体の他の部位にプスプス刺しています。プロがきちんとした方法で打つ鍼は痛みは全くないのに、そのような方法で打たれる鍼は痛みを感じました。
 先輩が打つときはディスポ(使い捨て)の鍼を1本1本アルコール綿で消毒して使っていたのですが、彼女はそれを素手で引き抜いてそのまま打ち直しています。
「手でそのまま打ったら不潔だ。」と先輩が怒ると、「私の手はきれいだ。」と言い返しています。
 医療の現場で使う「清潔」「不潔」の概念は知らず、石鹸で洗ってきれいになった程度の手を「清潔」ととらえているようです。
 ああ、南米の国の衛生事情はこの程度なんだ、とわかりました。

 前回登場した私の祖父も、所有の鍼をアルコールで消毒しては、いろいろな人に何回も使用していましたが、これも現在では肝炎等を感染させてしまう可能性があり、考えられません。
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